資料名 |
東海道名所 品川 |
作者 |
歌川広重 |
時代 |
日本 江戸 |
解説 |
江戸における花見の名所であった御殿山の風景が描かれます。御殿山は寛文年間(1661~73)より桜が移植され、江戸時代後期には600本もの桜があったと伝えられています。満開の桜の下、宴会を楽しむ人々や、客を引く茶屋の娘といった賑やかな花見の様子が見られます。 本作は東海道の名所風景に、当代諸家の発句集を配した絵俳書です。嘉永4年(1851)に版元の永楽屋丈助より刊行された『東海道名所発句集』の改題本で、元は版本として売り出されたものが、江戸から伊豆にかけての風景を画帖 の形式で再版されたものらしく、各図が独立した一枚の絵として鑑賞できるようになっています。本作を描いた時期、広重は天童藩からの依頼により多数の肉筆画を描いており、自然な奥行きを感じさせる構図や、青みがかった淡い色調など、肉筆(直接に筆で描いた作品)の風景画に通じる表現も見られます。 |
サイズ |
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分類 |
浮世絵 |
資料番号 |