資料名 |
東海名所 改正道中記 五十八 三條の大橋 西京 布団着て寝たる姿やひかし山 |
作者 |
三代 歌川広重(重政) |
時代 |
日本 明治 |
解説 |
製作時期:明治8年。 板元:山清(山崎屋清七) 画面手前に三条大橋、後景に東山を描く構図は、初代広重の作品にも通じています。 橋の左端に描かれている黒い制服姿の人物は、郵便配達夫です。 明治4年(1871)に郵便事業が始まると、郵便配達夫が郵便物の配達に携わりました。 表題にある「布団着て寝たる姿やひかし(東)山」とは松尾芭蕉(江戸時代前期の俳諧師)の弟子である服部嵐雪が詠んだもので、夕暮どきの東山に雪が残っている様子を、布団を着て寝ているような姿に見えると表現しました。 三代広重描くこのシリーズは、明治前期の東海道各宿駅の風景が華やかな色彩(幕末から明治初期に海外からあざやかな科学顔料が入り使用される)で描かれています。 |
サイズ |
大判縦1枚 縦34.6 横22.9 |
分類 |
浮世絵 |
資料番号 |
10579 |