資料名 |
五十三次名所図会 四十八 関 参宮道追分(竪絵東海道) |
作者 |
歌川広重 |
時代 |
日本 江戸 安政 |
解説 |
製作時期:安政2年(1855)。 板元:蔦屋吉蔵 関宿の東のはずれには伊勢参宮街道への追分がありました。この画はその追分を描いています。 画面手前を斜めに走る平坦な道が東海道で、中央の鳥居から参宮街道へと分かれます。この鳥居から伊勢神宮の外宮(げくう)までは十四里(約56km)でした。 画面上部に広がる空に、群れをなして飛ぶ鳥の姿が、また縦の空間に奥行きをもたせています。 このシリーズが竪型版であるため、一般に竪絵東海道と呼ばれ、広重晩年(59才)の作品です。 広重の東海道ものは大体において、横型の風景画が多いなかで、竪型物もいくつかあります。この名所図会シリーズではほとんどの宿が鳥瞰図で描かれ、町並み等に遠近法を用い、横判では見られない雰囲気をかもし出しています。 |
サイズ |
大判縦1枚縦35.3 横24.0 |
分類 |
浮世絵 |
資料番号 |
10309 |