資料名 |
絹本著色二河白道図 |
作者 |
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時代 |
日本 南北朝 |
解説 |
昭和28年(1953)12月22日指定/縦114.4cm、横52.5㎝/二河白道とは唐の善導大師が経典の中に説いた教えで、本図はこれを図示したものです。画面右手に立つのは釈迦、左手は阿弥陀で、両方の足下を一筋の白い直線が結んでいます。白線の上下は水の河・火の河で、この「二河」が、釈迦の立つこの世と、阿弥陀の立つ浄土を大きく隔てています。人が阿弥陀のいる彼岸に渡るには、白く狭い一本道しかありません。この絵は、欲深い心を表す水の河や、怒り憎む心を表す火の河に落ちずに、清浄な心で真ん中の「白道」を進めば、浄土に着くことができる、と説いているのです。下辺に描かれている人物はこの世で合掌する善導です。南北朝時代、14世紀の作と考えられています。所有管理者:清浄光寺(遊行寺) |
サイズ |
縦114.4cm、横52.5㎝ |
分類 |
文化財 県 県指定重要文化財(絵画) |
資料番号 |
90012 |