資料名 |
東海道五十三次之内 戸塚藤沢間 吉田橋 松若 |
作者 |
歌川国貞(三代 豊国) |
時代 |
日本 江戸 |
解説 |
手前には、美男子であったと名高い八代目市川団十郎演じる松若丸(画中では松若)が描かれ、画題枠には「戸塚藤沢宿間 吉田橋」と書かれていますが、背景には吉田橋は描かれておりません。戸塚の吉田橋は柏尾川に架かる橋で、東海道と鎌倉へと向かう道への分岐点でもありました。吉田橋に松若丸が描かれた理由は、松若丸が京の公家である「吉田家」の子息という設定に拠るものです。松若丸は謡曲『隅田川』をアレンジした「隅田川もの」歌舞伎において、悲劇の死を遂げる少年「梅若丸」の双子の兄として登場します。 |
サイズ |
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分類 |
浮世絵 |
資料番号 |