資料名 |
大山道中張交図会 |
作者 |
歌川広重 |
時代 |
日本 江戸 |
解説 |
張交図とは、1枚の中に複数箇所の名所(風景、名産、物語等)を並べたもので、広重は東海道をはじめ、各地の張交作品を手がけています。 1枚目は、(上段から)日本橋(夏の名物、麦湯の屋台)、品川(大森〔現大田区〕名物の麦藁細工の纏)、加奈川(神奈川湊の風景)、保土ヶ谷(保土ヶ谷宿の留め女)、川崎(大師河原名物の梨)。 2枚目は、(右下から)戸塚(名物「焼き餅」)、藤沢(宿場の飯盛女)、 四谷追分(四ツ谷の追分。人馬の継ぎ立て場でもあったことを駕籠と馬の足で象徴)、伊勢原(大山麓の街)、大滝(参詣者の水垢離の場であった大山の滝)。 3枚目は、(右下から)田村(四ツ谷から大山へ向かう際の相模川の渡し場)、子安(子安の木地細工)、大山前不動(大山寺の手前にある堂)、石尊寺来迎谷(富士山に日が沈む情景は阿弥陀如来の来迎と例えられていた)、良弁之滝(良弁上人が身を清めたという伝承がある)。 いずれも、大山詣に誘う名所・名物の数々が描かれています。 |
サイズ |
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分類 |
浮世絵 |
資料番号 |