Fujisawa Net Museum

資料詳細

一覧へ戻る
五十三次名所図会 四十三 四日市(竪絵東海道)
五十三次名所図会 四十三 四日市(竪絵東海道)

資料名しりょうめい

五十三次(ごじゅうさんつぎ)名所図会(めいしょずえ) 四十四(よんじゅうよん) 四日市(よっかいち) なこの(うら)三重川(みえがわ)(たて)()東海道(とうかいどう)

作者さくしゃ

歌川広重(うたがわひろしげ) 詳細

時代じだい

日本(にほん) 江戸(えど) 安政(あんせい)

解説かいせつ

製作時期(せいさくじき):安政(あんせい)2(ねん)(1855)。
板元(はんもと):蔦屋吉蔵(つたやきちぞう)

三重川(みえがわ)三滝川(みたきがわ))が画面(がめん)手前(てまえ)から蛇行(だこう)しながら中景(ちゅうけい)あたりで()え、後景(こうけい)には四日市湊(よっかいちみなと)(ひろ)がっています。
伊勢湾(いせわん)蜃気楼(しんきろう)名所(めいしょ)として()られており、(ほか)浮世絵(うきよえ)作品(さくひん)にも四日市(よっかいち)場面(ばめん)では蜃気楼(しんきろう)がよく(えが)かれています。
本作(ほんさく)では蜃気楼(しんきろう)(えが)かれていませんが、画面(がめん)(おく)四日市湊(よっかいちみなと)停泊(ていはく)する廻船(かいせん)松林(まつばやし)(えが)色彩(しきさい)が、蜃気楼(しんきろう)のように演出(えんしゅつ)されています。

このシリーズが竪型版(たてがたばん)であるため、一般(いっぱん)竪絵東海道(たてえとうかいどう)()ばれ、広重(ひろしげ)晩年(ばんねん)(59(さい))の作品(さくひん)です。
広重(ひろしげ)東海道(とうかいどう)ものは大体(だいたい)において、横型(よこがた)風景画(ふうけいが)(おお)いなかで、竪型物(たてがたもの)もいくつかあります。この名所図会(めいしょずえ)シリーズではほとんどの宿(やど)鳥瞰図(ちょうかんず)(えが)かれ、町並(まちな)(とう)遠近法(えんきんほう)(もち)い、横判(よこばん)では()られない雰囲気(ふんいき)をかもし()しています。

サイズさいず

大判縦(おおばんたて)1(まい)(たて)35.3 (よこ)24.0

分類ぶんるい

浮世絵(うきよえ)

資料番号しりょうばんごう

10305

Page Top