資料名 |
五十三次名所図会 三十二 荒井 渡舟着岸御関所(竪絵東海道) |
作者 |
歌川広重 |
時代 |
日本 江戸 安政 |
解説 |
製作時期:安政2年(1855)。 板元:蔦屋吉蔵 新居宿と関所、そして浜名湖を鳥瞰的に描いています。画面奥には富士山も見え、その構図は作品「大津」によく似ています。 新居宿と舞坂宿をつなぐ航路は今切の渡しと呼ばれ、浜名湖の南側を通っていました。 浜名湖を行く舟が、画面手前から東岸の舞坂側まで連なり、画面の奥行きを演出しています。 このシリーズが竪型版であるため、一般に竪絵東海道と呼ばれ、広重晩年(59 才)の作品です。 広重の東海道ものは大体において、横型の風景画が多いなかで、竪型物もいくつかあります。 この名所図会シリーズではほとんどの宿が鳥瞰図で描かれ、町並み等に遠近法を用い、横判では見られない雰囲気をかもし出しています。 |
サイズ |
大判縦1枚 縦35.3 横24.0 |
分類 |
浮世絵 |
資料番号 |
10293 |