Fujisawa Net Museum

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(ちゅう)短冊(たんざく)1(まい) (たて)25.3 (よこ)12.6
制作(せいさく)時期(じき):天保(てんぽう)年間(ねんかん)(1830~44)(ころ)板元(はんもと)(しるし)なし
短冊(たんざく)()形式(けいしき)で、短冊(たんざく)には(だい)短冊(たんざく)(ちゅう)短冊(たんざく)(しょう)短冊(たんざく)(さん)種類(しゅるい)があり、これは(ちゅう)短冊(たんざく)にあたります。起源(きげん)寛延(かんえい)宝暦(ほうれき)(ころ)といわれ、(さか)んになるのは享和(きょうわ)以降(いこう)のことです。画題(がだい)としては花鳥風月(かちょうふうげつ)(おお)いようですし、広重(ひろしげ)浮世絵師(うきよえし)(なか)(もっと)(おお)くの短冊(たんざく)()をつくっています。この作品(さくひん)には漢詩(かんし)()えられていて「楽山楽水(らくざんらくすい)(じょう)(まつ)(きゅう)清風明月(せいふうめいげつ)()悠々(ゆうゆう)」とあります。浮世絵(うきよえ)というより(ふで)(えが)山水画(さんすいが)形式(けいしき)踏襲(とうしゅう)していて、構図(こうず)としては右手(みぎて)岩屋(いわや)(いた)()(しま)一部(いちぶ)(えが)き、その手前(てまえ)()()せる大波(おおなみ)がアクセントをつくり、遠景(えんけい)島々(しまじま)ははるかにかすみ、(ふね)表現(ひょうげん)(とも)水墨画(すいぼくが)(あじ)わいを画面(がめん)から(かん)じさせてくれます。

歌川広重 相州江之島

相州(そうしゅう)江之島(えのしま)

版元(はんもと):恵比寿屋庄七(えびすやしょうしち)
 日本橋(にほんばし)()()し、京都(きょうと)()がりとなっています。東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)宿場(しゅくば)以外(いがい)をまわるルートがあり、四ツ谷追分(よつやおいわけ)などといった地点(ちてん)もマスの対象(たいしょう)とされていて、神奈川宿(かながわしゅく)新町(しんまち)から杉田(すぎた)金沢(かなざわ)鎌倉(かまくら)江の島(えのしま)()藤沢宿(ふじさわしゅく)(もど)るといったルートがあります。
 藤沢宿(ふじさわしゅく)名物(めいぶつ)は「砂糖漬(さとうづけ)」とあります。これは江戸時代(えどじだい)からあり、現在(げんざい)和菓子屋(わがしや)(つづ)けている有名(ゆうめい)なお土産(みやげ)でした 。藤沢(ふじさわ)(となり)のマス「四ツ谷追分(よつやおいわけ)」には、(いま)(のこ)る「大山道(おおやまみち)」の道標(どうひょう)や、大山(おおやま)奉納(ほうのう)する木太刀(きだち)や、奉納(ほうのう)(さけ)大山(おおやま)でいただいた神水(じんずい)(はこ)ぶための「御神酒枠(おみきわく)」をかついだ大山詣(おおやままいり)での姿(すがた)(えが)かれています。

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東海道(とうかいどう)遊歴(ゆうれき)双六(すごろく) 

江戸(えど)恵比寿(えびす)()(しょう)(なな)(はん) 嘉永(かえい)5(ねん)(1852(ねん)
たて53.4 よこ74.8
日本橋(にほんばし)()()し、京都(きょうと)()がりとなっています。東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)宿場(しゅくば)以外(いがい)にも、大森(おおもり)()()追分(おいわけ)などといった地点(ちてん)がマスの対象(たいしょう)されていて、神奈川宿(かながわしゅく)新町(しんまち)から杉田(すぎた)金沢(かなざわ)鎌倉(かまくら)()(しま)()藤沢宿(ふじさわしゅく)(もど)るといったルートも()()まれています。
 藤沢宿(ふじさわしゅく)名物(めいぶつ)は「砂糖漬(さとうづけ)」とありますが、これは江戸時代(えどじだい)から藤沢宿(ふじさわしゅく)にあり現在(げんざい)和菓子屋(わがしや)(つづ)けている豊島屋(としまや)(嘉永(かえい)(ねん)創業(そうぎょう)現在(げんざい)豊島屋本店(としまやほんてん)。もと砂糖(さとう)(てん))が調製(ちょうせい)した浜防風(はまぼうふう)などの砂糖漬(さとうづ)けが参勤交代(さんきんこうたい)土産(みやげ)として有名(ゆうめい)であったという(はなし)合致(がっち)します。浜防風(はまぼうふう)海岸(かいがん)砂地(すなじ)自生(じせい)するセリ()植物(しょくぶつ)で、江戸(えど)から明治時代(めいじじだい)にかけて、湘南(しょうなん)地方(ちほう)名産(めいさん)(ひん)のひとつに()げられていました。
 また、藤沢(ふじさわ)(となり)のマス「()()追分(おいわけ)」には、(いま)(のこ)る「大山道(おおやまみち)」の道標(どうひょう)や、大山(おおやま)奉納(ほうのう)する木太刀(きだち)や、奉納(ほうのう)(さけ)大山(おおやま)でいただいた神水(じんずい)(はこ)ぶための御神酒(おみき)(わく)をかついだ大山(おおやま)(もう)での姿(すがた)(えが)かれています。

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東海道(とうかいどう)遊歴(ゆうれき)双六(すごろく)



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