平成26年(2015)10月25日指定/農作業にともなう労働唄の一つで、神奈川県と東京都の南部に限定的に分布します。昭和53年(1978)に「かながわの歌50選」選定されています。唄の拍数と焼米を搗く拍数が異なるため習得が難しく、地域ごとに伝えられてきたため、それぞれ調子・歌詞が異なります。5月中旬頃、余った籾を蒸して煎り、臼に入れ三本の杵で搗く際に、搗く調子をそろえるために唄う唄です。特に若い娘のいる家に若者が集い、男女交流の一つとして行われました。搗きあげた米は、大豆(煎って皮を除いたもの)を混ぜて神供えしたり、間食としました。所管:遠藤農作業唄保存会