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江の島の歴史
江の島歴史年表
江の島散策マップ
江の島の文化財
江の島を訪れた人々
資料種類しりょうしゅるい(大分類だいぶんるい):
資料種類しりょうしゅるい(中分類ちゅうぶんるい):
資料種類しりょうしゅるい(小分類しょうぶんるい):
時代じだいと場所ばしょ(大分類だいぶんるい):
時代じだいと場所ばしょ(中分類ちゅうぶんるい):
時代じだいと場所ばしょ(小分類しょうぶんるい):
作者さくしゃ(50音分類おんぶんるい):
作者さくしゃ:
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制作(せいさく)時期(じき):文化(ぶんか)年間(ねんかん)(1804~18)頃(ころ)。板元(はんもと):山口(やまぐち)か 女性(じょせい)2名(めい)が伴(とも)の男性(だんせい)を連(つ)れて江(え)の島(しま)詣(もうで)に来(き)たというよく見(み)られる構図(こうず)ですが、左手(ひだりて)にさざえを売(う)る子(こ)どもが描(えが)かれているのは珍(めずら)しい作品(さくひん)です。摺(す)り、色彩(しきさい)とも少(すこ)し荒(あ)れたところがあるので、後(あと)摺(す)りではないかと考(かんが)えられます。また右手(みぎて)、松(まつ)の背景(はいけい)には桜(さくら)が咲(さ)いており、季節(きせつ)は4月(がつ)頃(ごろ)であるのを示(しめ)しています。
優草(なとりぐさ)名所(めいしょ)風景(ふうけい)
本作(ほんさく)は画面上部(がめんじょうぶ)に青(あお)の濃淡(のうたん)で絵柄(えがら)を表現(ひょうげん)する「藍摺(あいずり)」で江の島(えのしま)と富士(ふじ)の風景(ふうけい)が配(はい)されており、下部(かぶ)には当時(とうじ)評判(ひょうばん)の遊女(ゆうじょ)が手紙(てがみ)を書(か)く様子(ようす)が描(えが)かれています。鶴屋(つるや)というのは吉原(よしわら)にあった遊女屋(ゆうじょや)の名前(なまえ)で、「かしく」が遊女(ゆうじょ)の源氏名(げんじな)です。
和国(わこく)名所(めいしょ)江(え)の嶌(しま) 全(ぜん)勢揃(せいそろえ) 鶴屋(つるや)内(ない)かしく
作画(さくが)期(き)が短(みじか)かった二代(ふたよ)歌川(うたがわ)豊国(とよくに)の最高傑作(さいこうけっさく)と呼(よ)ばれる「名勝(めいしょう)八景(はっけい)」シリーズのひとつです。雨(あめ)の表現(ひょうげん)が特徴(とくちょう)的(てき)で、背景(はいけい)の大山(おおやま)のシルエットを分断(ぶんだん)することで、風雨(ふうう)の激(はげ)しさを感(かん)じさせる巧(たく)みな構成(こうせい)です。よく見(み)れば急峻(きゅうしゅん)に描(えが)かれた石段(いしだん)を上(のぼ)る大山(おおやま)詣(まい)(まい)りの人物(じんぶつ)が描(えが)かれており、奉納(ほうのう)太刀(たち)を担(かつ)いでいる人(ひと)も見(み)えます。 ※大山詣(おおやままい)り 現(げん)・神奈川県伊勢原市(かながわけんいせはらし)の大山(おおやま)に祀(まつ)られる石(せき)(せき)尊大(そんだい)(そんだい)権現(ごんげん)(ごんげん)(大(おお)山阿(やまあ)(あ)夫(ふ)(ふ)利(り)(り)神社(じんじゃ))へ参拝(さんぱい)すること。江戸時代(えどじだい)に隆盛(りゅうせい)し、歌舞伎(かぶき)の外題(げだい)や落語(らくご)にも多(おお)く残(のこ)され往時(おうじ)の人気(にんき)の高(たか)さがうかがえる。
名勝(めいしょう)八景(はっけい) 大山(おおやま)夜(や)雨(う)
副題(ふくだい)「玉川(たまがわ)鮎(あゆ)汲(くみ)の図(ず)」 満月(まんげつ)の明(あか)るい夜(よる)に、玉川(たまがわ)(多摩川(たまがわ))で鮎(あゆ)漁(りょう)をする人々(ひとびと)の様子(ようす)が描(えが)かれています。 玉川(たまがわ)は、古来(こらい)歌枕(うたまくら)として和歌(わか)に詠(よ)まれた名所(めいしょ)であり、また月見(つきみ)の名所(めいしょ)、鮎(あゆ)の産地(さんち)としても知(し)られていました。
名勝(めいしょう)八景(はっけい) 玉川(たまがわ)秋月(しゅうげつ)
夕焼(ゆうや)け空(そら)と富士山(ふじさん)を背景(はいけい)に、三保(みほ)の松原(まつばら)に雁(かり)の飛(と)び来(く)る 様子(ようす)が描(えが)かれています。画面(がめん)左(ひだり)の人々(ひとびと)が歩(ある)く道(みち)が東海道(とうかいどう)と思(おも)われ、その右(みぎ)横(よこ)に見(み)られる塔(とう)の周辺(しゅうへん)が清見寺(きよみでら) です。
名勝(めいしょう)八景(はっけい) 三保(みほの)落雁(らくがん) 駿州(すんしゅう)清美(きよみ) 寺吉(でらよし)原宿(わらじゅく)遠景(えんけい)
画面(がめん)中央(ちゅうおう)に薄(うす)く摺(す)られた赤(あか)い色(いろ)によって、夕日(ゆうひ)が表現(ひょうげん)された作品(さくひん)です。三方(さんぽう)が山(やま)で囲(かこ)まれた熱海(あたみ)の港(みなと)の様子(ようす)を描(えが)いており、浜辺(はまべ)では地引網(じびきあみ)をする人々(ひとびと)の姿(すがた)も見(み)られます。
名勝(めいしょう)八景(はっけい) 熱海(あたみ)夕(せき)照(しょう) 熱海(あたみ)ヶ浜(はま)ゟ(より)大嶋(おおしま)之(の)真景(しんけい)
大(おお)きな富士山(ふじさん)を背景(はいけい)に、下(した)には浅間神社(せんげんじんじゃ)の様子(ようす)が描(えが)かれています。暮雪(ぼせつ) とは夕暮(ゆうぐ)れに見(み)る雪景色(ゆきげしき)のことで、本作(ほんさく)でも富士(ふじ)の裾野(すその)に夕日(ゆうひ)の色(いろ)が見(み)られます。
名勝(めいしょう)八景(はっけい) 富士(ふじ)暮雪(ぼせつ) 下(しも)仙元(せんげん)従(みや)宮(より)中宿(ちゅうしゅく)全(ぜん)図(ず)
制作(せいさく)時期(じき):天保(てんぽう)初期(しょき)頃(ごろ)。 板元(はんもと):伊世利(いせり) 江(え)の島(しま)を描(えが)いた作品(さくひん)にはこの名所(めいしょ)八景(はっけい)の他(ほか)に「和国(わこく)名所(めいしょ)江ノ島(えのしま)全(ぜん)勢揃(せいぞろい)鶴屋(つるや)内(ない)かしく」(大判(おおばん)錦絵(にしきえ)縦(たて)1枚(まい))があるだけです。またこの名所(めいしょ)八景(はっけい)シリーズには「名所(めいしょ)八景(はっけい)」の画題(がだい)を「名所(めいしょ)八景(はっけい)」と草書体(そうしょたい)で記(しる)した2種類(にしゅるい)があります。 いずれにしても二代(にだい)豊国(とよくに)の代表(だいひょう)的(てき)な作品(さくひん)であるこの八景(はっけい)のうち「大山(おおやま)夜雨(やう)」とならんで、この作品(さくひん)は最(もっと)もすぐれたものといえましょう。 名所(めいしょ)八景(はっけい)とは1.「大山(おおやま)夜雨(やう)従前不動(まえふどうより)頂上(ちょうじょう)之(の)図(ず)」、2.「冨士(ふじ)暮雪(ぼせつ) 下仙元(しもせんげん)従宮(みやより)中宿(ちゅうしゅく)全(ぜん)図(ず)」、3.「三保(みほ)落雁(らくがん) 駿州(すんしゅう)清見寺(きよみでら)吉原宿(よしわらしゅく)遠望(えんぼう)」、4.「玉川(たまがわ)秋月(あきづき) 玉川(たまがわ)鮎汲(あゆくみ)の図(ず)」、5.「熱海(あたみ)夕照(せきしょう) 熱海ヶ浜(あたみがはま)より大島(おおしま)之(の)真景(しんけい)」、6.「江島(えのしま)晴嵐(せいらん) 小由留木(こゆるぎ)の磯(いそ)もろこしが原(はら)」、7.「鎌倉(かまくら)晩鐘(ばんしょう) 鶴ヶ岡(つるがおか)より房州(ぼうしゅう)の山(やま)の図(ず)」、8.「金沢(かなざわ)帰帆(きはん) 従瀬(せより)橋野(はしの)島(しま)之(の)図(ず)」です。
名所(めいしょ)八景(はっけい) 江(え)ノ嶋(しま)晴嵐(せいらん)