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江の島の歴史
江の島歴史年表
江の島散策マップ
江の島の文化財
江の島を訪れた人々
資料種類しりょうしゅるい(大分類だいぶんるい):
資料種類しりょうしゅるい(中分類ちゅうぶんるい):
資料種類しりょうしゅるい(小分類しょうぶんるい):
時代じだいと場所ばしょ(大分類だいぶんるい):
時代じだいと場所ばしょ(中分類ちゅうぶんるい):
時代じだいと場所ばしょ(小分類しょうぶんるい):
作者さくしゃ(50音分類おんぶんるい):
作者さくしゃ:
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小栗判官(おぐりはんがん)が常陸(ひたち)(ひたち)の国(くに)より、照手(てるて)姫(ひめ)(てるてひめ)という美貌(びぼう)の姫(ひめ)がいるという評判(ひょうばん)を聞(き)きつけ、相模(さがみ)(さがみ)の国(くに)まで尋(たず)ねてきた様子(ようす)が描(えが)かれます。小栗(おぐり)の視線(しせん)は桜(さくら)の木(き)の枝(えだ)に括(くく)り付(つ)けられた短冊(たんざく)(たんざく)に向(む)いており、これは照手(てるて)姫(ひめ)から小栗(おぐり)に宛(あ)てた恋文(こいぶみ)と思(おも)われます。楊洲周延(ようしゅうちかのぶ)(ようしゅうちかのぶ)は美人画(びじんが)を得意(とくい)とし、明治(めいじ)期(き)において新(あたら)しい時代(じだい)の美人(びじん)の型(かた)をつくり上(あ)げた絵師(えし)として知(し)られます。
雪月花(せつげっか) 相模(さがみ) 横山(よこやま)の花(はな) 照手(てるて)姫(ひめ) 小栗判官(おぐりはんがん)
武者絵(むしゃえ)を得意(とくい)とした国芳(くによし)により描(えが)かれた本作(ほんさく)は「小栗(おぐり)十(じゅう)勇士(ゆうし)(おぐりじゅうゆうし)」という、小栗判官(おぐりはんがん)の優(すぐ)れた家臣(かしん)を描(えが)いたシリーズです。説教(せっきょう)節(ぶし)では「小栗(おぐり)と共(とも)に毒殺(どくさつ)された家臣(かしん)が十(じゅう)人(にん)いた」という内容(ないよう)が伝(つた)えられています。現在(げんざい)でも、戦国武将(せんごくぶしょう)・真田幸村(さなだゆきむら)(さなだゆきむら)の家臣(かしん)「真田十勇士(さなだじゅうゆうし)(さなだじゅうゆうし)」の物語(ものがたり)がよく知(し)られていますが、同(おな)じように江戸時代(えどじだい)に好(この)まれた家臣団(かしんだん)の活躍(かつやく)物語(ものがたり)が主題(しゅだい)になっています。鬼(おに)鹿毛(かげ)の水(みず)桶(おけ)から水(みず)を飲(の)む姿(すがた)や、甲冑(かっちゅう)を使(つか)って粥(かゆ)のようなものを作(つく)る姿(すがた)など、戦場(せんじょう)における様々(さまざま)な描写(びょうしゃ)が見(み)られる点(てん)が面白(おもしろ)い作品(さくひん)です。
小栗(おぐり)十(じゅう)勇士(ゆうし)の一人(ひとり) 形(かた)山加(やまか)太郎(たろう)春教(はるのり)/形(かた)山加(やまか)次郎(じろう)春高(はるたか)
小栗(おぐり)十(じゅう)勇士(ゆうし)の一人(ひとり) 田辺(たなべ)平八郎(へいはちろう)長(なが)為(ため)/田辺(たなべ)平六(へいろく)郎(ろう)長秀(ながひで)
小栗(おぐり)十(じゅう)勇士(ゆうし)の一人(ひとり) 美登(みと)小太郎(こたろう)為久(ためひさ)/風間(かざま)八郎(はちろう)正国(まさくに)
小栗(おぐり)十(じゅう)勇士(ゆうし)の一人(ひとり) 風間(かざま)二郎(じろう)正貞(まささだ)/池庄司(いけしょうじ)助長(すけなが)
天保4年(てんぽうよねん)(1833)大阪(おおさか)で上演(じょうえん)された『姫競双葉絵草子(ひめくらべふたばえぞうし)』より、漁師(りょうし)の浪七(なみしち)(実(じつ)は小栗判官(おぐりはんがん)の家臣(かしん))が、悪者(わるもの)により船(ふね)で浚(さら)われそうになった照手姫(てるてひめ)を引(ひ)き戻(もど)す場面(ばめん)が描(えが)かれます。 本作(ほんさく)は波立(なみだ)つ海(うみ)が動(うご)きと奥行(おくゆ)きを持(も)って描(えが)かれており、海(うみ)と画面上部(がめんじょうぶ)の漆黒(しっこく)との色対比(いろたいひ)が鮮(あざ)やかである点(てん)も特筆(とくひつ)されます。 作者(さくしゃ)の春江斎北英(しゅんこうさいほくえい)は上方(かみがた)(京(きょう)・大坂(おおさか))の浮世絵師(うきよえし)です。大阪(おおさか)の役者絵(やくしゃえ)と江戸(えど)の役者絵(やくしゃえ)では、役者(やくしゃ)の顔(かお)の描(えが)き方(かた)が異(こと)なります。また摺(す)りに金銀(きんぎん)が頻繁(ひんぱん)に用(もち)いられることも特徴(とくちょう)で、本作(ほんさく)には照手姫(てるてひめ)の衣装(いしょう)にその様子(ようす)がみられます。
題名(だいめい)不詳(ふしょう)(『姫(ひめ)競(くらべ)双葉(ふたば)絵(え)草子(そうし)』より漁師(りょうし)浪(なみ)七(しち)と照手(てるて)姫(ひめ))
板元(はんもと):丸蔦(まるつた) 川崎(かわさき)の背景(はいけい)に描(えが)かれているのは多摩川(たまがわ)を渡(わた)るための「六郷(ろくごう)の渡(わた)し(橋(はし)がない時代(じだい)は、舟(ふね)で渡(わた)っていた)」です。手前(てまえ)の人物(じんぶつ)は、この地(ち)に縁(ゆかり)のある平井権八(しらいごんぱち)(歌舞伎(かぶき)では白井(しらい)権八(ごんぱち))で、本来(ほんらい)は大変(たいへん)腕(うで)の立(た)つ剣客(けんかく)ですが、この絵(え)では犬(いぬ)に追(お)いかけられています。 歌川派(うたがわは)の多(おお)くの浮世絵師(うきよえし)が東海道(とうかいどう)五十三次(ごじゅうさんつぎ)シリーズを描(えが)いていますが、芳員(よしかず)が描(えが)いたこのシリーズは、各(かく)宿(しゅく)場(ば)にまつわる伝説(でんせつ)や逸(いつ)話(わ)を面白(おもしろ)おかしく紹介(しょうかい)しています。全(ぜん)般(ぱん)的(てき)に横(よこ)小(しょう)判(ばん)の絵(え)の中(なか)にはユーモラスな図(ず)柄(がら)が多(おお)いとも言(い)われます。
東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)之(の)内(うち) 川崎(かわさき)
板元(はんもと):丸蔦(まるつた) 歌川派(うたがわは)の多(おお)くの浮世絵師(うきよえし)が東海道(とうかいどう)五十三次(ごじゅうさんつぎ)シリーズを描(えが)いていますが、芳員(よしかず)が描(えが)いたこのシリーズは、各(かく)宿(しゅく)場(ば)にまつわる伝説(でんせつ)や逸(いつ)話(わ)を面白(おもしろ)おかしく紹介(しょうかい)しています。全(ぜん)般(ぱん)的(てき)に横(よこ)小(しょう)判(ばん)の絵(え)の中(なか)にはユーモラスな図(ず)柄(がら)が多(おお)いとも言(い)われます。
東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)之(の)内(うち) 神奈川(かながわ)