Fujisawa Net Museum

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製作時期(せいさくじき):不明(ふめい)落款(らっかん)なし
泥絵(どろえ)とは、泥絵具(どろえのぐ)という粗悪(そあく)顔料(がんりょう)胡粉(ごふん)()ぜた絵具(えのぐ)(えが)いたもので、宝暦頃(ほうれきごろ)最初(さいしょ)として、19世紀前中頃(せいきぜんなかごろ)まで職人(しょくにん)画工(がこう)()(つく)られた遠近法(えんきんほう)主体(しゅたい)とした洋風表現(ようふうひょうげん)(つよ)()のことです。眼鏡絵(めがねえ)として制作(せいさく)されたものが(おお)いので、銅版(どうはん)木版(もくはん)制作(せいさく)された作品(さくひん)以外(いがい)肉筆眼鏡絵(にくひつめがねえ)泥絵(どろえ)(しょう)する場合(ばあい)もあります。この()左右(さゆう)逆影(ぎゃくえい)(えが)かれており、のぞき眼鏡用(めがねよう)制作(せいさく)されたものであることがわかります。左右(さゆう)(ぎゃく)反転(はんてん)すると、初代(しょだい)広重(ひろしげ)の「狂歌入り東海道(きょうかいりとうかいどう)」に()構図(こうず)作品(さくひん)であることが()かります。「(べつ)画像(がぞう)()ます」で反転画像(はんてんがぞう)をご(らん)ください。

無題(藤沢宿風景)

題名(だいめい)不詳(ふしょう)藤沢宿(ふじさわしゅく)風景(ふうけい)

上下(じょうげ)(かん)江の島(えのしま)出現(しゅつげん)()()し)(訳注(やくちゅう)(うみ)から(しま)()()したという伝説(でんせつ)をさしています)から島内(とうない)のさまざまな特徴(とくちょう)雑記(ざっき))や、役行者(えんのぎょうじゃ)訳注(やくちゅう)日本(にほん)有名(ゆうめい)呪術者(じゅじゅつしゃ))を(はじ)めとする修行者(しゅぎょうしゃ)江の島(えのしま)(かか)わりのある人々(ひとびと)伝記(でんき)言い伝(いいつた)えなどをまとめた書物(しょもつ)です。
江の島(えのしま)富士山(ふじさん)がつながっているという伝説(でんせつ)がありますが、本書(ほんしょ)の「雑記(ざっき)(ちゅう)に「仁田抜穴(にったのぬけあな)」の記述(きじゅつ)があります。「(やま)(ふた)つより(みなみ)石壁(いしかべ)(むかし)(あな)(かたち)(あり)しとなり、(いま)はなし。(つた)う、仁田忠常(にったのただつね)富士(ふじ)人穴(ひとあな)より(いり)()(やま)(はん)(ぷく)()()たりと()う」(あな)場所(ばしょ)は、地図(ちず)にも(しめ)されています。

江島(えのしま)大艸(おおそう)()



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