弥次喜多がかつてこの戸塚には大睾丸の人がいたという話題で楽しんでいます。その人は、画中の座っている男性のことでしょうか・・。十返舎一九の『東海道中膝栗毛』では、弥次さん喜多さんが江戸を出発してから最初に泊まったのが戸塚宿です。戸塚宿は、江戸から十里(約40㎞)と一般の人が歩く一日の行程距離でした。
製作時期:万延元年(1860)。
板元:當世屋(品川屋久助)
このシリーズは大ヒットした十返舎一九の『東海道中膝栗毛』を摸して作られています。各宿には弥次さん、喜多さんが登場し、芳幾が二人のくりひろげる道中模様をユーモラスに描き、魯文が各宿のテーマとなる文章、狂歌一句と二人の会話をおもしろおかしく記しています。