Fujisawa Net Museum

資料一覧

江戸(えど)恵比寿(えびす)()(しょう)(なな)(はん) 嘉永(かえい)5(ねん)(1852(ねん)
たて53.4 よこ74.8
日本橋(にほんばし)()()し、京都(きょうと)()がりとなっています。東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)宿場(しゅくば)以外(いがい)にも、大森(おおもり)()()追分(おいわけ)などといった地点(ちてん)がマスの対象(たいしょう)されていて、神奈川宿(かながわしゅく)新町(しんまち)から杉田(すぎた)金沢(かなざわ)鎌倉(かまくら)()(しま)()藤沢宿(ふじさわしゅく)(もど)るといったルートも()()まれています。
 藤沢宿(ふじさわしゅく)名物(めいぶつ)は「砂糖漬(さとうづけ)」とありますが、これは江戸時代(えどじだい)から藤沢宿(ふじさわしゅく)にあり現在(げんざい)和菓子屋(わがしや)(つづ)けている豊島屋(としまや)(嘉永(かえい)(ねん)創業(そうぎょう)現在(げんざい)豊島屋本店(としまやほんてん)。もと砂糖(さとう)(てん))が調製(ちょうせい)した浜防風(はまぼうふう)などの砂糖漬(さとうづ)けが参勤交代(さんきんこうたい)土産(みやげ)として有名(ゆうめい)であったという(はなし)合致(がっち)します。浜防風(はまぼうふう)海岸(かいがん)砂地(すなじ)自生(じせい)するセリ()植物(しょくぶつ)で、江戸(えど)から明治時代(めいじじだい)にかけて、湘南(しょうなん)地方(ちほう)名産(めいさん)(ひん)のひとつに()げられていました。
 また、藤沢(ふじさわ)(となり)のマス「()()追分(おいわけ)」には、(いま)(のこ)る「大山道(おおやまみち)」の道標(どうひょう)や、大山(おおやま)奉納(ほうのう)する木太刀(きだち)や、奉納(ほうのう)(さけ)大山(おおやま)でいただいた神水(じんずい)(はこ)ぶための御神酒(おみき)(わく)をかついだ大山(おおやま)(もう)での姿(すがた)(えが)かれています。

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東海道(とうかいどう)遊歴(ゆうれき)双六(すごろく)

江戸(えど)辻岡屋(つじおかや)文助(ぶんすけ)(ばん) 慶応(けいおう)元年(がんねん)(1865(ねん)
たて72.0 よこ61.0
徳川将軍(とくがわしょうぐん)家茂(いえもち)上洛(じょうらく)(京都(きょうと)()くこと)を()に、これを題材(だいざい)としたいくつもの五十三次(ごじゅうさんつぎ)浮世絵(うきよえ)シリーズが発行(はっこう)されました。これらは「()上洛(じょうらく)東海道(とうかいどう)」「行列(ぎょうれつ)東海道(とうかいどう)」などと()ばれ、爆発(ばくはつ)(てき)()()きで(おお)くの(はん)(かさ)ね、当時(とうじ)庶民(しょみん)幕末(ばくまつ)状況(じょうきょう)(たい)する関心(かんしん)(たか)さを物語(ものがた)っています。
絵師(えし)歌川(うたがわ)(橋本(はしもと))貞秀(さだひで)は、鳥瞰(ちょうかん)(てき)視点(してん)から(えが)いた浮世絵(うきよえ)有名(ゆうめい)画家(がか)で、この「行列(ぎょうれつ)双六(すごろく)」もその本領(ほんりょう)発揮(はっき)したものと()えましょう。()()しの「第一(だいいち) 江戸(えど)」を出発(しゅっぱつ)した行列(ぎょうれつ)は、さまざまな(のぼり)(はた)()(なが)しなどを()てて「()がり」の(きょう)()かっていますが、この()では、さらに伏見(ふしみ)(よど)八幡(やはた)といった大坂(おおさか)までの大坂街道(おおさかかいどう)(京街道(きょうかいどう))の宿(やど)()(えが)()まれていて、「(ひと)(あま)れば 伏見(ふしみ)(ふた)ツ 〃 よど、(みっ)ツ 〃 ()はた、(よっ)ツ 〃 大坂(おおさか)」と(しる)されています。

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新版(しんばん)東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)行列(ぎょうれつ)双六(すごろく)

大坂(おおさか)綿屋(わたや)喜兵衛(きへえ)(ばん) 天保(てんぽう)嘉永(かえい)(1830-1854年(ねん)(ごろ)
たて47.8 よこ69.9
東海道(とうかいどう)道中双六(どうちゅうすごろく)には、様々(さまざま)要素(ようそ)()()まれましたが、享和(きょうわ)2年(にねん)1802年(せんはっぴゃくにねん))に出版(しゅっぱん)された十返舎(じっぺんしゃ)一九(いっく)の『東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)』が(だい)流行(りゅうこう)すると、その内容(ないよう)()()んだ双六(すごろく)(おお)(あらわ)れました。この双六(すごろく)もその(ひと)つで、それぞれのマスに(えが)かれている情景(じょうけい)が、『膝栗毛(ひざくりげ)』のワンシーンであったり、出発(しゅっぱつ)()東海道(とうかいどう)起点(きてん)日本橋(にほんばし)ではなく、『膝栗毛(ひざくりげ)』の主人公(しゅじんこう)()神田(かんだ)八丁堀(はっちょうぼり)になっていたりと、随所(ずいしょ)物語(ものがたり)双六(すごろく)内容(ないよう)関連(かんれん)づけるような工夫(くふう)()られます。出版(しゅっぱん)(版元(はんもと))の綿屋(わたや)喜兵衛(きへえ)大坂(おおさか)本屋(ほんや)で、作者(さくしゃ)(絵師(えし))の歌川(うたがわ)(こく)(ます)大坂(おおさか)浮世絵師(うきよえし)です。

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五十三駅(ごじゅうさんつぎ)滑稽(こっけい)膝栗毛(ひざくりげ)道中図(どうちゅうず)(かい)双六(すごろく)



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