石造物
灯籠
灯籠(右) |
灯籠(左) |
年代
文化9年(1812)
所在地
江島神社〔辺津宮あたり〕
解説
戻る方向で辺津宮に向かって右の灯籠は文化9年(1812)に、江戸八丁堀(現中央区)の百味講が奉納したもので、対になる左の灯籠も文化5年に同じく百味講が建てています。歌舞伎の「弁天娘女男白波」の弁天小僧のセリフに「知らざあ言って聞かせやしょう………前をいやあ江之島で、年季勤めの児ケ淵、江戸の百味講の蒔銭を、当に小皿の一文子、百が二百と賽銭のくすね銭せえだんだんに悪事は上る」とあります。百味講とは神仏に百味を奉納する講という意味で、各地にありました。