金石文
市村座灯籠
市村座灯籠 |
年代
安永6年(1777)
所在地
江島神社〔中津宮あたり〕
解説
安永 6 年(1777)に当時江戸葺屋町(現中央区日本橋人形町)にあった芝居小屋の市村座が奉納した灯籠です。市村座は、寛文 7 年(1667)頃、市村宇左衛門が始めた芝居小屋で、天保 13 年(1842)に葺屋町から猿若町(現台東区浅草)に移転しました。明治 25 年(1892)に下谷二長町(現台東区台東)に移り、大正から昭和初期にかけて初代中村吉右衛門や六代目尾上菊五郎が活躍しましたが、昭和7年(1932)に焼失しました。