石造物
中村座灯籠
中村座灯籠 |
年代
天明2年(1782)
所在地
江島神社〔辺津宮あたり〕
解説
天明 2 年(1782)に当時江戸堺町にあった芝居小屋の中村座ほかが奉納したものです。中村座は初代中村(猿若)勘三郎によって寛永元年(1624)に中橋広小路(現中央区京橋)に猿若座という名で作られたのが始まりといわれています。江戸で最も権威のある芝居小屋で、慶安 4 年(1651)に堺町(現中央区日本橋人形町)に移り、天保 13 年(1842)には猿若町(現台東区浅草)に移り、明治時代にも場所・名前を変えて存続しましたが、明治 26 年(1893)に焼失しました。 中村座の座元の家柄が中村家です。