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資料名しりょうめい

東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)(うち) 池鯉鮒(ちりゅう) 業平(なりひら)初代(しょだい)坂東竹三郎(ばんどうたけざぶろう)

作者さくしゃ

歌川国貞(うたがわくにさだ)三代(さんだい) 豊国(とよくに)詳細

時代じだい

日本(にほん) 江戸(えど)

解説かいせつ

平安(へいあん)初期(しょき)(すぐ)れた歌人(かじん)として()られる在原業平(ありわらのなりひら)様々(さまざま)文芸(ぶんげい)作品(さくひん)()()げられ、六歌仙(ろっかせん)題材(だいざい)とした歌舞伎(かぶき)所作事(しょさごと)六歌仙(ろっかせん)(すがたの)(いろどり)』にも登場(とうじょう)します。 (ぼん)シリーズで池鯉鮒(ちりゅう)知立(ちりゅう))の()在原業平(ありわらのなりひら)(えら)ばれた理由(りゆう)は、平安時代(へいあんじだい)成立(せいりつ)した歌物語(うたものがたり)伊勢(いせ)物語(ものがたり)」より、(だい)(だん)東下(あずまくだ)り)「三河(みかわ)八橋(やつはし)」(現在(げんざい)愛知県(あいちけん)知立市(ちりゅうし)所在(しょざい))で在原業平(ありわらのなりひら)(おも)わせる人物(じんぶつ)が、燕子花(かきつばた)(うつく)しく()(さま)()て「から(ころも) きつつなれにし つましあれば はるばる()ぬる たびをしぞおもう」と()み、()(のこ)してきた(ひと)(おも)って(なみだ)するという場面(ばめん)がからきています。さらに、外題(げだい)短冊(たんざく)(わく)には『伊勢(いせ)物語(ものがたり)』を連想(れんそう)させる燕子花(かきつばた)(はな)があしらわれています。 これは『役者見立東海道五十三駅(やくしゃみたてとうかいどうごじゅうさんつぎ)』というシリーズです。
このシリーズは、全部(ぜんぶ)一四〇点(ひゃくよんじゅってん)確認(かくにん)されています。
作者(さくしゃ)三代豊国(さんだいとよくに)、とても人気(にんき)(たか)かった絵師(えし)です。
背景(はいけい)には宿場(しゅくば)風景(ふうけい)(えが)かれており、手前(てまえ)人物(じんぶつ)は、宿場(しゅくば)(かか)わりのある歌舞伎(かぶき)登場人物(とうじょうじんぶつ)です。
また人物(じんぶつ)は、有名(ゆうめい)役者(やくしゃ)似顔絵(にがおえ)(えが)かれています。

サイズさいず

分類ぶんるい

浮世絵(うきよえ)

資料番号しりょうばんごう

10749

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