資料名 |
藤沢 五十三次 神谷伊右衛門お岩霊 |
作者 |
歌川国員 |
時代 |
日本 江戸 万延 |
解説 |
製作時期:万延元年(1860)頃。 板元印なし 藤沢宿の立場、四ツ谷に歌舞伎の外題「東海道四谷怪談」をかけて役者による見立(主題や場面を歴史的事実や故事によりながら、人物等を当世風にして描いたもの)にした作品です。 神谷伊右衛門役に二代中村翫雀、小岩(霊)役に嵐璃珪が描かれていますが、二人はともに大坂の歌舞伎役者で、それぞれの役は当たり役の一つでした。この顔合わせは万延元年(1860)に大坂の筑後芝居での上演があり、この絵はおそらくその上演を踏まえてのものと思われます。 上部に描かれた絵は大鋸橋(左端)と江の島一ノ鳥居の組み合わせという藤沢宿の風景で、この絵もやはり東海道五十三次シリーズの一枚であるようです。 |
サイズ |
中判縦1枚 縦24.8 横18.0 |
分類 |
浮世絵 |
資料番号 |
10394 |