金石文
古帳庵の句碑
古帳庵の句碑 |
年代
天保12年(1841)
所在地
江島神社〔中津宮あたり〕
解説
江戸小網町(現中央区日本橋小網町)の古帳庵の鈴木金兵衛夫妻が日本全国の霊場に巡礼したことを記念に、天保 12 年( 1841 )に建てたもの。夫「いざここに とまりてきかんほととぎす」、妻「ふた親に みせたしかつを 生きてゐる」とある。金兵衛は、埼玉県越生町黒岩に生まれ小網町で古紙回収業を営みましたが、 51 歳の時から全国を巡った後、各地に句碑や巡拝碑を建てています。江の島のほか、埼玉は越生町の黒岩五大尊堂など 8 基、千葉では佐倉市内の成田街道筋と銚子市円福寺、東京は王子稲荷神社、香川では金毘羅宮に確認されています。