Fujisawa Net Museum

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(ちゅう)短冊(たんざく)1(まい) (たて)25.3 (よこ)12.6
制作(せいさく)時期(じき):天保(てんぽう)年間(ねんかん)(1830~44)(ころ)板元(はんもと)(しるし)なし
短冊(たんざく)()形式(けいしき)で、短冊(たんざく)には(だい)短冊(たんざく)(ちゅう)短冊(たんざく)(しょう)短冊(たんざく)(さん)種類(しゅるい)があり、これは(ちゅう)短冊(たんざく)にあたります。起源(きげん)寛延(かんえい)宝暦(ほうれき)(ころ)といわれ、(さか)んになるのは享和(きょうわ)以降(いこう)のことです。画題(がだい)としては花鳥風月(かちょうふうげつ)(おお)いようですし、広重(ひろしげ)浮世絵師(うきよえし)(なか)(もっと)(おお)くの短冊(たんざく)()をつくっています。この作品(さくひん)には漢詩(かんし)()えられていて「楽山楽水(らくざんらくすい)(じょう)(まつ)(きゅう)清風明月(せいふうめいげつ)()悠々(ゆうゆう)」とあります。浮世絵(うきよえ)というより(ふで)(えが)山水画(さんすいが)形式(けいしき)踏襲(とうしゅう)していて、構図(こうず)としては右手(みぎて)岩屋(いわや)(いた)()(しま)一部(いちぶ)(えが)き、その手前(てまえ)()()せる大波(おおなみ)がアクセントをつくり、遠景(えんけい)島々(しまじま)ははるかにかすみ、(ふね)表現(ひょうげん)(とも)水墨画(すいぼくが)(あじ)わいを画面(がめん)から(かん)じさせてくれます。

歌川広重 相州江之島

相州(そうしゅう)江之島(えのしま)



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