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万延(まんえん)元年(がんねん) (1860)
本作(ほんさく)は、東海道(とうかいどう)と甲州街道(こうしゅうかいどう)の各(かく)両道(りょうどう)から富士山(ふじさん)への行程(こうてい)がわかるように描(えが)かれています。主(おも)に黄札(きふだ)は甲州街道(こうしゅうかいどう)の各(かく)場所(ばしょ)を、青札(あおふだ)は東海道(とうかいどう)の各(かく)宿場(しゅくば)、そして赤札(あかふだ)は霊場(れいじょう)や寺社(じしゃ)の名前(なまえ)が記(しる)されています。本作(ほんさく)も富士山(ふじさん)の御縁年(ごえんねん)に合(あ)わせて刊行(かんこう)されたと思(おも)われます。
画(が)中(ちゅう)左下(ひだりした)の藤沢(ふじさわ)には、「遊行寺(ゆぎょうじ)」や「江(え)の島(しま)一(いち)ノ鳥居(とりい)」、の文字(もじ)とともに、鳥居(とりい)と大鋸橋(だいぎりばし)(現(げん)遊行寺橋(ゆぎょうじばし))が緻密(ちみつ)に描(えが)かれています。また、藤沢(ふじさわ)の隣(となり)にある四(よ)ツ谷(や)は「大山(おおやま)一(いち)ノ鳥居(とりい)」の文字(もじ)と鳥居(とりい)が描(えが)かれ、当時(とうじ)四(よ)ツ谷(や)の交差点(こうさてん)(現在(げんざい)の藤沢市(ふじさわし)城南(じょうなん)辺(あた)り)に立(た)つ鳥居(とりい)が、大山道(おおやまみち)の起点(きてん)として認識(にんしき)されていたことがうかがえます。

富士山(ふじさん)両(りょう)道中(どうちゅう)一覧(いちらん)之(の)図(ず)



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